離乳食初期。「そろそろ初めてみようかな」と、ワクワクしながら10倍がゆを作った私。でも現実は、思っていたよりずっと大変でした。
最初のひと口。小さなスプーンを口元に近づけ、口が開くと思っていたら口は閉じたまま。まったく開きません。あの日から‟スプーン拒否”との長い戦いが始まりました。
いろんなスプーン、いろんな作戦
息子のスプーン拒否に、私は毎日いろんな作戦で挑みました。
- 一緒に食べる作戦
「ママも一緒に食べるよ〜」と見せても、見ているだけで口を開かず。 - おいしそうに食べる作戦
「おいしいね〜!」とリアクションをしても、興味はあっても口には入らず。 - 気分を盛り上げる作戦(おもちゃなど)
食事を楽しい時間にしようと、おもちゃや音楽を取り入れても、結局スプーンは拒否。 - スプーンを持たせて慣れてもらう スプーンを持っても口に入れようとはしませんでした。
- 役所の栄養士さんに相談 いろんなアドバイスをもらいました。芋のが食べやすい、など。でも開口しません。
- 唇にスプーですくった食べ物をつけて舐めさせる 舐めるけど、次にスプーンで食べるかというと、開口はしませんでした。
どれも効果なし…。虚無でした。
そこで、次のステップとしてスプーンの材質を変えてみる作戦に挑戦しました。
試したスプーンの種類
- 木製スプーン
少し固めの感触。開口しませんでした。 - シリコンスプーン
やわらかくて口当たりが優しいはずだけど、100%シリコンのスプーンは少なく、こちらを購入。しかし開口しません。 - ののじスプーン
持ちやすさはあるものの、開口しません。

- 子どもが持てるタイプのスプーン
自分で持たせてみる作戦。持って遊ぶだけ。ちなみにこちらを買いました

毎日いろんなスプーンを試すも、スプーン拒否は続く…。どれも「口コミが良い」「赤ちゃんに優しい」「これなら食べた」と書いてあったのに、うちの子にはぜんぜん合わず。
離乳食初期は栄養をとるわけじゃないから食べなくても気にしないでと言われても、離乳食が始められないことに焦りを感じていました。アレルギーチェックもできないし。
救世主はまさかのベビーフードのコーン
ある日、ベビーフードのコーンをまず唇につけて舐めさせると、舐めた次にスプーンを口に近づけると開口しました!!!あんなに開かなかった口が開きました。思わず涙が流れました。
使ったスプーンは木製でしたが、プラスチック、ののじ、シリコン、何を使ってもコーンは食べてくれました。使ったコーンはこちら・・・2026年8月末に生産終了となるキューピーのベビーフード

コーンで気づいたこと
食べてくれた理由は、きっとなめらかで甘い口当たり。それと、私が焦らず笑顔であげれたのも大きかったのかもしれません。2ヶ月拒否していたのでもう焦りは消えていました。
「スプーン拒否」って、スプーンが嫌いというより、‟まだ慣れてないだけ”だったんだなって気づかせてもらいました。
いま同じように悩んでいるママへ
焦らなく大丈夫。 赤ちゃんにもその子のペースがあって、‟食べるきっかけ”は意外なところに転がっています。
私はベビーフードのコーンに救われました。キューピーの育児食生産終了はとてもショックでしたが、まだほかにもスプーン拒否や離乳食拒否を突破できるものがある、と信じます。
ちなみに、うちの子は、EDISONのうまみそのままフレークのとうもろこしもたべてくれました。

まとめ
離乳食初期のスプーン拒否は、赤ちゃんにとって自然なこと。 焦らずいろんなことを親の気が済むまで試しながら食べるきっかけを見つけてあげるのが一番。
うちの場有は、ベビーフードのコーンがそのきっかけでした。いまでは、拒否していた日々も、いい思い出です✨

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